「宅建業免許の申請って難しそう…」
「時間がかかりそうだし、失敗したくない…」
この記事では、複雑な手続きや書類作成の流れを、初心者の方にもわかりやすく【5つのステップ】に分けて解説します。
さらに、行政書士監修のもと、よくある落とし穴やスムーズに進めるためのポイントも紹介します。
この記事を読めば、何から始めればいいのか、どんな準備が必要なのかが明確になり、申請に臨めるようになりますよ!
1. 宅建業免許申請の流れ
宅建業免許の申請は、以下の5つのステップで進めていきます。
ステップ1:事前準備
まずは、申請に必要なものを揃えることから始めましょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 欠格事由の確認 | 宅建業法で定められた欠格事由(※)に該当しないかを確認します。 |
| 事務所の設置 | 専ら宅建業の業務を行うための場所として、一定の要件を満たす事務所を設置します。 |
| 宅地建物取引士の設置 | 事務所ごとに、専任の宅地建物取引士(※)を設置します。 |
| 営業保証金の準備 | 顧客の利益を保護するための保証金(※)を準備します。 |
| 申請書類の準備 | 申請に必要な書類を揃えます。(詳細は後述) |
※用語解説
- 欠格事由: 宅建業を営むにあたり、ふさわしくないとされる条件のこと。例えば、破産者や禁固刑以上の刑に処せられた者などが該当します。
- 宅地建物取引士(宅建士): 宅地建物の取引に関する専門知識を持つ国家資格者。
- 営業保証金: 宅建業者が業務を行う上で、顧客に損害を与えた場合に備えて法務局に供託するお金のこと。主たる事務所(本店)の場合は1000万円。その他の事務所(支店)の場合は500万円。
主な申請書類
- 免許申請書
- 相談役及び顧問の名簿(法人の場合)
- 株主・出資者等の名簿(法人の場合)
- 身分証明書の原本
- 登記されていないことの証明書の原本
- 代表者の住民票の原本(個人の場合)
- 略歴書
- 専任の取引主任者設置証明書
- 宅地建物取引主任者設置証明書
- 宅地建物取引業に従事する者の名簿
- 専任の取引主任者の顔写真貼付用紙
- 履歴事項全部証明書(法人の場合)
- 宅地建物取引業経歴書
- 決算書の写し(法人の場合)
- 資産に関する調書(個人の場合)
- 納税証明書
- 誓約書
- 事務所を使用する権限に関する書面
- 事務所付近の地図
- 事務所の写真(間取図・平面図等)
ステップ2:申請書類の作成
申請書類は、正確かつ丁寧に作成しましょう。少しでも不備があると、申請が受理されない可能性があります。
特に重要な書類
- 宅建業免許申請書:事業内容、事務所の概要、役員の情報などを詳細に記載します。

宅建業免許申請書の記入例
申請書類の作成に不安がある場合は、行政書士に相談してみましょう。

ステップ3:都道府県知事への提出
申請書類が完成したら、本店事務所の所在地を管轄する都道府県知事に提出します。
- 提出先:各都道府県庁の宅建業免許担当窓口
- 東京都の場合:東京都都市整備局住宅政策推進部不動産業課
- 参考資料:東京都宅建免許申請の手引き
- 大阪府の場合:大阪府住宅まちづくり部建築振興課宅建業免許グループ
- 参考資料:大阪府宅地建物取引業免許申請について
- 東京都の場合:東京都都市整備局住宅政策推進部不動産業課
- 提出方法
- 窓口へ直接持参
- 郵送
- オンライン申請 (eMLIT) ※対応している都道府県のみ
- 参考資料:eMLIT(業務一貫処理システム)
オンライン申請のメリット
- 24時間いつでも申請可能
- 郵送費用がかからない
- 申請状況をオンラインで確認できる
ステップ4:審査
都道府県知事は、提出された申請書類に基づいて審査を行います。審査期間は、1ヶ月~2ヶ月程度かかる場合があります。
- 審査内容
- 申請者の欠格事由の有無
- 事務所の要件
- 営業保証金の有無
- 書類の正確性
- 不備があった場合
- 都道府県から書類の訂正や追加資料の提出を求められます。
- 対応が遅れると、免許交付までの期間が延びてしまう可能性があります。
ステップ5:免許交付
審査を通過すると、申請者の事務所本店宛に免許通知はがきが郵送されてきます。
免許通知はがき到着後、営業保証金の供託または、保証協会の加入を完了させ、宅建業免許証の交付となります。
免許証の交付を受けるには、免許通知はがき及び必要書類(保証協会に加入の場合には、弁済業務保証金分担金納付書)を持参のうえ、各申請行政庁の窓口に受け取りに行きます。
免許の有効期間は5年間です。更新手続きを忘れずに行いましょう。
2. 宅建業免許申請のポイント
スムーズに進めるためのポイント
- 余裕を持ったスケジュールで準備を進める: 最低でも3ヶ月前には準備を開始しましょう。
- 申請書類は正確かつ丁寧に作成する: 少しでも不備があると差し戻しになる可能性が高いです。
- 不明な点は、都道府県の担当窓口に問い合わせる: 疑問点は早めに解消しましょう。
よくあるミス・注意点
宅建業免許を申請する際、以下の項目で差し戻しになることが多いため注意が必要です。
- 申請書類の記入漏れ、誤字脱字
- 履歴事項全部証明書と一致しない場合、申請が拒否される可能性があります。
- 必要書類の不足
- 古い書類やコピーは受理されません。発行日から3ヶ月以内の原本を準備しましょう。
- 事務所要件を満たしていない
- シェアオフィスなど、他の法人や個人と同じフロアに存在する場合は独立性が確保されない可能性があります。
- 欠格事由に該当している
3. 行政書士に依頼するメリット
ここまでで紹介した通り、以下のメリットがあります。
- 書類作成の負担軽減
- 不備の対応や役所からの連絡を代行してもらえる
- 個人でやるより早く、スムーズに免許発行ができる
宅建業免許の発行を初めておこなう場合、ほとんどと言っていいほど不備による差し戻しが発生します。役所から通知される修正箇所も聞きなじみのない言葉だったり、理解するのに時間がかかる長文だったりと面倒です。
宅建業免許の申請から発行まで慣れている行政書士に任せることで免許発行後の準備に専念することができるので、依頼することをおすすめします。
宅建業免許申請の依頼費用目安
| サービス内容 | 費用(税込) |
|---|---|
| 申請手数料 | ¥33,000(知事免許)/¥90,000(大臣免許) |
| 当事務所報酬(新規) | ¥110,000(知事許可)/¥143,000(大臣許可) |
| 当事務所報酬(更新) | ¥88,000(知事許可)/¥110,000(大臣許可) |
